語り部等の紹介

伝承の担い手を訪ねる(第4回)

№1 釘子 明(くぎこ あきら)
(一般社団法人陸前高田被災地語り部くぎこ屋 代表)

【東日本大震災津波伝承館への期待】

 伝承館への期待についても聴いた。まずは「新規顧客層の開拓」を効果にあげる。これまで岩手県、陸前高田市に足を運ぶ機会がなかった方々に、新たに知っていただくことができる。
 
 また、相乗効果への期待もあった。一つは地理的な住み分けがなされていること。釘子明氏の語り部は陸前高田市内に特化・深堀りしている。一方で伝承館は岩手県全体に関して広く展示し、東日本大震災津波を俯瞰で把握することができる。もう一つは伝承する内容だ。伝承館では発災直後の活動や、避難の重要性に関する教訓に重点を置いているのに対し、釘子明氏は、実際の避難所の運営や仮設住宅での生活、ボランティア活動など災害から生き延びたその後をどう生きるかについても詳しく説明している。併せて学習することで、地震や津波の発生からその後の長期にわたる避難生活までを追体験できる。

 さらに伝承館への期待で上がったのは、釘子明氏自身のレベルアップだ。自らが経験した陸前高田市以外の被害状況や、地震と津波のメカニズムなど、幅広い知識の習得が今後の伝承活動に役立つという。相乗効果については、伝承館の役割(存在意義)でもある。「伝承館を見れば震災のすべてがわかる。」というものではなく、伝承館をきっかけに岩手県内の沿岸自治体や震災伝承施設に関心を持ってもらい、直接現地に足を運んでいただく。三陸沿岸のゲートウェイとしての機能が求められている。

【震災遺構を回りながらの、語り部活動】

【連絡先】
〒029-2205岩手県陸前高田市高田町字栃が沢49-1(T215‐7)
一般社団法人 陸前高田被災地語り部くぎこ屋 釘子 明
HP:http://kataribe-kugikoya.com TEL:0192-47-4299
申込は電話、またはHP の予約フォーム、もしくは様式をダウンロードしてFAX。
フェイスブックも、併せてご確認ください。日々の活動内容や市内の復興の様子などが、掲載されております。
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【バックナンバー】   
第1回 【災害を『他人事』にさせない】(PDF
第2回 【『自分事』にしてもらうために】(PDF)
第3回 【避難所を知っているか?】(PDF)

 

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